アンカーリンクであがり症を克服する

アンカーリンクであがり症を克服する

あがり症はアンカーリンクで克服できる?

アンカーリンクとは、ある事柄を自分の行動に関連付けることをいいます。

 

自分が成功体験を決まった動作に関連付けることを繰り返すことで、動作を成功体験にアンカーリンクさせることで、あがり症を克服します。

 

例えば、「挨拶がちゃんとできた」、「会社・学校で発表できた」、「電話でちゃんと話せた」等のうまくいったと思った時に、手の平をギュッと握る動作をするようにします。
一回だけではなく、何度も繰り返し行っていいます。
次第に脳は、手の平を握った時にはうまくいった時だ!と学習して思い込んでいきます。
手の平を握る動作を意識的に行っている訳ですが、繰り返すうちに脳は完全に騙されていきます。

 

そして、いざ大勢の前で発表するような時に、あがってしまったとしましょう。
交感神経が活発になり、体中に力が入り、緊張状態になっています。
副交感神経はおとなしくなり、不安でいっぱいの状態です。
その時に「手のひらをギュっと握る」動作をして下さい。
脳は、「おっ?うまくいったときの動作だ」と思い、副交感神経が優勢になって、急に落ち着いてきます。
不安が和らいで、体の緊張がほどけていきます。

 

アンカーリンクで成功体験を動作に関連付ける時には、どんな些細な成功体験でも構いません。
自分が「うまくいった」と思えれば、それは成功体験です。
ハードルはもうほんとに低い状態で、紐つける動作を繰り返し行えるようにしましょう。
また、アンカーリンクを繰り返すことで、自分の成功体験を意識できるというメリットもあります。
普段何気ないことも成功体験としてとらえることができるようになりますので、それが自分の自信に繋がります。

 

これが成功すると、今度は「実際にあがった場面でも、落ち着くことができた」という成功体験になり、自分に自信が付きます。
この自信が付くというのがあがり症克服には非常に大切なのですね。
あがり症というのは、予期不安と回避行動で悪循環のスパイラルに陥ることが多く、その克服を困難にしているのですが、アンカーリンクをうまく利用することによって成功体験の好循環スパイラルを実現していくことで、あがり症克服に繋がるのではないでしょうか・

 

このアンカーリンクは、プロのスポーツ選手がよく使用しており、話し方教室等でも教えてくれる先生がいます。
例えば、卓球少女の愛ちゃんなんかは、うまくポイントが取れたときに「しゃぁー!」という声を出しますが、あれも一種のアンカーリンクです。
この例は、アンカーリンクを行うことで、「今調子がいいぞ」という風に脳に教えているんですね。

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