あがり症克服の為の食事とは

あがり症克服の為の食事療法

あがり症克服の為に食事療法は必要?

あがり症の原因は、過去の失敗経験や恥ずかしい体験が元になっていることが多いのですが、身体的にみると「脳内物質のバランス」が原因と言われています。

 

あがり症に深く関わっている脳内伝達物質が「セロトニン」です。
セロトニンは、平常心を維持させる役割をする神経伝達物質で、ドーパミンやノルアドレナリンといった他の神経伝達物質のバランスを整えて平常心を保つ作用があります。

 

このセロトニンが不足すると、平常心が乱れて、あがり症や極度の緊張といった様々な症状が表れてしまいます。
セロトニンを増加させるには、有名なのが「日光を浴びる」ことです。
うつ病の治療でよく、日光を浴びながら散歩するのがよいと言われていますが、これは脳内のセロトニンを増加させることが目的です。
セロトニンを増加させる方法として、他にも食事療法が考えられます。
セロトニンの原材料となる物を多く含んだ食事をすることで、セロトニンの増加が期待できます。

セロトニンの原材料とは?

セロトニンの原料は、必須アミノ酸の一つであるトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物です。

 

つまり、この3つの栄養を多く含んだ食事をすることで、脳内のセロトニンを増加させることが期待できます。

 

単一の食物で、3つの栄養素をバランスよく採取できるのは、「バナナ」です。
バナナは栄養単価が高く、消化もよい果物ですが、セロトニンの原料も豊富に含んでおり、非常に優秀な食物です。

 

トリプトファンを多く含んでいるのは、大豆、納豆、豆腐などの豆製品、レバーや卵、牛乳等です。

 

ビタミンB6を多く含んでいるのは、サバ、イワシ、サンマ等の魚類や玄米等です。

 

炭水化物については、現代社会では多量に摂取する機会が多いので省略します。

あがり症克服のための食事療法

脳内神経伝達物質セロトニンを増加させるのに、効果的な食物を挙げましたが、それだけ食べていればよいという訳ではもちろんありません。

 

脳内の神経物質のバランスを整えるためには、規則正しい生活が必要不可欠です。
夜更かしせずに早寝早起きして、栄養バランスのよい食事をすることが重要なのです。

 

その中で、特に上に記載したような食物を意識して食べるようにすると、より効果的にセロトニンの増加を助けることができます。
生活のリズムが不規則な現代社会ですが、意識的に規則正しい生活をして、セロトニンの原料を多く含む食事を行うことで、脳内バランスが整えられて身体的にも健康になり、それがあがり症克服に繋がります。

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