あがり症の原因とは
あがり症の原因は様々ですが、主に以下のことが考えられます。
周囲(人)から良く見られたいという想いが強い
人から良く思われたいという欲求が強く働き、必要以上に周りを気にしてしまいます。
「人からの承認欲求」というのは非常に強く、「失敗したらどうしよう」とか「恥ずかしいから間違えたくない」という気持ちが強すぎて、あがり症になることがあります。
過度に周囲が気になって極度の緊張状態に陥ってしまい、頭が真っ白になってしまうのです。
人の視線が怖い
発表やスピーチ等で、人の視線を意識すると、注目されている状況を再認識して、頭が真っ白になることがあります。
この「注目されている」という認識が、「失敗できない」という強いプレッシャー・緊張を生んであがってしまいます。
重度のあがり症ですと、人と話す時の視線についても、気になってしまい緊張・あがり状態になってしまう人もいるようです。
未知の体験
全ての項目で承認欲求が関係してくるのですが、知らないことについてはどうなるのかが自分で予測できません。
ある意味、うまくいかなくても当然なのですが、この「どうなるのか予測できない」こと自体があがりの原因になることが多々あります。
予測できないけど、失敗したくない、うまくやりたいと思ってしまい、少しでも躓くと「どうしよう、どうしよう」とパニックになってしまいます。
この未知の体験は、よくあるあがり症のベースとなるものです。
不規則な生活や遺伝的要素
あがり症の原因を科学的に見てみると、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が不足して起こると言われています。
「セロトニン」は、不規則な生活や食事等によって減少し、正常に生産されなくなることが分かっています。
また、遺伝的にも日本人は「セロトニン」を有効利用することが苦手な遺伝体質と言われており、あがり症で悩んでいる人の数は多いようです。
あがり症はどんな人がなりやすいのか
こうやって見ていくと、あがり症の人というのは、結構先を考えたり、周囲を意識できる「頭のよい人」という印象がありませんか?
悪く言えば「考えすぎ」という見方もありますが、あがり症は思慮深くて頭のよい方がなる傾向があると思います。
ぜひ悲観的にならずに、こうやってプラス思考に考えてもらいたいと思います。
そして、前向きに克服していけたら最高だと思います。